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本文

文化財情報 有形文化財 高間原古墳群出土一括資料

指定

高知市指定 有形文化財 指定年月日 昭和49年10月18日

名称

高間原古墳群出土一括資料

所在地・所有者

高知市大津・大津たかまのはら稲荷神社

解説

 大津、介良にまたがる高間原山は標高80mの小高い丘陵である。高間原古墳群はこの丘陵を中心とする古墳時代後期の墓地である。古墳の全てが円墳で内部構造は横穴式石室になっている。山上の10基のうち調査済が7基、未調査が3基ある。石室のつくりや副葬品から見て、6世紀中葉から7世紀前半にかけて、逐次築造されたものと推定される。副葬品には、鉄製農具等も多く含まれるが、これら農工具が高知平野南部の古墳に集中していることは、この地域に農業集団が生まれ、そして、横穴式石室古墳を築くことのできる小集団に自立したことを物語っている。
 須恵器、土師器、玉類等53点、先石器時代の石核1点等が考古資料として大津たかまのはら稲荷神社に保管されている。