新年度を迎えて-庁内放送-(平成20年4月1日)
皆さんおはようございます。
本年1月1日には春野町との合併を迎え、人口35万人の新しい高知市が誕生しましたが、新年度を迎え、市政運営にあたっての考え方を少し申し上げさせていただきたいと思います。
市政運営の三つの柱
2期目の市政運営を担わさせていただくに当たりまして、市民の皆さま方にマニフェストという形で高知市の新しいまちづくりについてのお約束をしてまいりました。市民の皆さま方が安心して暮らしていける、そういうしっかりとしたまちを作っていきたいという強い思いから、にぎわいと安心のまちづくりをテーマにしながら三つの柱を掲げているところです。
一つ目は徹底した行財政改革による健全で持続可能な財政基盤を確立する自主自立のまちづくりの推進です。
二つ目は雇用の創出、また現在の疲弊しております高知市の産業を何とか立て直したいという思いから、産業と観光の振興と中心市街地の活性化による活力あるまちづくりの推進です。
三つ目は、近づきつつあります震災に備える、そして少子高齢化の時代に対応する社会福祉の充実、また最近特に問題化されております教育内容の充実、そして環境保全、これらを中心とする安心安全のまちづくりです。
自主自立のまちづくり
少し中身を申し上げますが、まず一つ目の自主自立のまちづくりについては、財政再建をどうしても果たしていかなければなりません。次の世代がしっかりとした生活ができ、そして家庭が育まれるベースになる財政再建が必要だということです。平成19年度から3年間で約190億円に上る財源不足が生じてきますので、それをさまざまな行財政改革を通じて克服していかなければなりません。19年度、20年度の予算編成の中でも、皆さんには大変なご苦労とまたご協力をお願いし、感謝をしています。
この中で、事務事業全般の見直しにつきまして、いわゆる「公」の公務の役割とそして民間の方々との役割分担の見直し、また事業そのものを見直すと言う観点で総点検をお願いをしました。財源不足をさらに補いながら、次の高知市の将来をにらんで発展につなげていくためには、簡素で効率的な市政運営をめざさなければならないと考えております。
地方分権の大きな流れが今来ております。今後の道州制の動き等、本格的な論議が始まると思いますが、そういう中で私たち市町村の役割も今まで以上に大きくなってきます。市民の皆さま方が今何に不安を感じ、そして行政に対して何を望んでいるかということをしっかりと把握をしながら、行政を展開してまいらなければならないと考えております。そういう意味では、地域の皆さま方と協働し、地域の皆さま方の意見をしっかりと聞く、そしてその中で政策を作り上げ、それを着実に実行していくということが非常に重要になります。それぞれの職場で人事異動もあり、今日から新しい体制となっていますが、是非、財政再建を果たしながら、市民の皆さま方の幸せを目標にして、それぞれの政策を着実に実行していただきたいと思います。
活力のあるまちづくり
2点目は活力のあるまちづくりについてです。皆さんの努力、また地域のご協力もありまして、弥右衛門、潮江西部、高知駅周辺、この三つの大型の区画整理事業が今、概成を迎えてきています。昭和40年代後半からの大きな課題であった、鉄道高架と南北交通の円滑化、そして新しい高知駅のスタートなど、目に見える形でまちも大きく変貌しています。
次の震災を考えたときに、旭地域の安心安全のまちづくりを本格的にスタートさせなければならないという思いを強くしています。事業の中身を決めていくためにも、現在、旭の町内に入り、アンケートを取り、お話し合いをさせていただいています。
また、この景気関係を何とかしなければならないという点については、県、そして高知市ともに強い思いを持っており、産業の振興をなんとかやらなければいけないと考えています。現在、国におきましても農業と商業と工業の連携強化という観点で新しい法律が出されております。春野町と合併し、県下随一の農業の産出を誇る高知市となっておりますので、さらに農業振興と地産地消に力を入れ、それを食品加工業とつなげながら、産業の振興につなげていくということがわたしたちテーマの一つでございます。国の法律の制定後、そういう政策に直ちに取り掛かってまいりたいと思いますので、その点もよろしくお願いします。
もう一つは環境についてですが、土佐山・鏡と平成17年1月1日に合併をいたしまして、鏡川を軸とした大きな環境の流れができているところです。わたしたちが地元の産業を守りながら、どういうふうにこの環境を政策の柱として組み上げていくかということも課題ですので、新年度に入り、早速本格的な論議に入ってまいりたいと思っております。
安心安全のまちづくり
三つ目は安心安全のまちづくりです。災害対策には鋭意取り組んでいるところですが、災害を減らす、いわゆる減災という考え方のもとに避難路や、津波の際の避難ビルを指定するなど、具体的な作業に入っていきたいと考えているところです。
また、本日から後期高齢者の医療制度がスタートします。多くの課題がありますが、まずは本日から始まる新しい制度を円滑にスタートしていくことが、わたしたちの使命の一つです。担当の窓口の皆さんには、問い合わせや相談も多いと思いますが、よろしくお願いを申し上げます。
いろんな意味でそれぞれの部局課題が非常に多いと思いますが、皆さんの職場でそれぞれのご意見を聞きながら、連携してチームワーク良く、政策に取り組んでいただきたいと思います。私自身もそれぞれの職場に出向き、多くのご意見をいただきながら、皆さんと共に一つ一つ問題を解決し政策を進めてまいりたいと思います。各職場の皆さんにもご協力をお願いいたしまして、年度当初に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。


