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本文

平成30年6月7日 市長定例記者会見

会見項目

 第464回高知市議会定例会提出予定議案について

配布資料

会見内容

第464回高知市議会定例会提出予定議案について

 本日,6月議会定例会第464回の議案発送を行った所です。議案の件数につきましては,予算議案が2件,そのうち1つは公共事業の国の内示増に伴うものなどの補正になります。

 もう一つ特別会計があり,一宮(いっく)地区で整備を進めてきた県市合同の産業団地が完成いたしましたので,その分譲に入りたいということで,この6月議会にて,市・県ともに,土地の分譲関係の議案をお諮りすることになっておりますので,産業立地の特別会計の補正を行うことになり,予算議案については2件発送いたしました。条例関係につきましては,市税条例等の改正等6件,その他議案につきましては,先ほど申し上げた高知中央産業団地の売り払いに係る土地の処分議案等10件ということになっております。合計で18件です。また,最終日に,人権擁護委員についての諮問議案等を予定しております。

 資料の2ページにありますが,国の内示関係で街路事業が3か所,当初予算を上回る内示がありました。次の3ページと4ページ,それぞれ路線ごとにお示ししております。朝倉で2本,それと愛宕で1本ということです。

 《資料3ページ右側の図を示しながら説明》まず愛宕(愛宕町北久保線)になりますが,江ノ口小学校のちょうど南側になりますが,これが愛宕の大通りで,まっすぐ東西の道で,東進しますと高知駅の北口に到達するということで,高知駅の区画整理事業(高知駅周辺土地区画整理事業)区域に隣接していますが,まだ未整備となっておりますので,整備をしたいと考えております。特にこの愛宕の商店街へ出る出口が狭隘(きょうあい)で,バスが通れる路線の基準を満たしていないという状況ですが,拡幅が全て終わりますと,バスが通れる基準を満たすということになります。高知駅の区画整理事業の関連ですので,ここを精力的に進めていきたいと思っております。 

 ほかに朝倉分を2本同時にご説明します。《資料4ページ右の図を示しながら説明》高知大学のキャンパスのちょうど南側が狭隘な道路になっておりまして,通勤通学で,朝夕にかなり交通量の多い道ですが,この東西の道はここ(資料4ページ右図の3地点)まで拡張しておりまして,こちら側(資料4ページ右図の1の地点)が国立病院の前の県道です。国立病院の前の県道も整備が進んできておりますので,拡幅がだいぶ進んでまいりました。そこで,県と連携して,未開通の部分を積極的に整備をしていこうということで,名称が「鴨部北城山線」の第2工区となっております。これが開通しますと,東西の流れが非常によくなるということで,精力的に整備をしていきたいと思います。

 もう1つ,かねてからの朝倉の課題ですが,朝倉は非常に人口が多い地区ですが,住宅が密集しており,南北の街路が今のところ1本も整備されておりません。《資料4ページ左側の図を示しながら説明》こちら側(地図上部(北側))が電車通り米田バイパスの方になって,これを向こう側(地図下部(南側))に行くと土佐道路まで行く道です。今の朝倉の南北の道路というのは非常に交通量の多い道路になっておりますが,このあたりは非常に電柱も多いので,南海トラフ地震が仮に起こった場合には,電柱が倒れ込んできて消防車・救急車などが入れなくなります。それを回避するために,朝倉の中央部に1本,南北の道路が必要です。この路線が開通しますと,米田バイパスから土佐道路まで抜ける,朝倉地域にとっては非常に重要な幹線道路になります。

 これは曙町西横町線の中工区ということで,非常に重要な路線になりますので着手をいたします。これを完成させた後,北側に入るか,南側の土佐道路側に入るかはまだ順番を決めておりませんが,まずはここから通していきたいと考えておりますので,精力的に整備をしたいと考えております。次の南海トラフ地震までには,南北(の幹線)道路を完成させておきたいという思いを持っておりますので,着実に進めていきたいと思っております。

 以上3本の路線について,国から,当初予算を上回る内示をいただきましたので,補正にあげたところです。次の5ページ,6ページについては,後ほど財務部長が細かい部分を説明いたしますが,まず5ページの左下は,春野町の平和団地の中に新しいグループホームが設置されますので,助成をするものです。仮称「オリーブの丘」というグループホームが設置される予定です。

 それから6ページには,「わがまちの道徳教育推進事業」というのが右下にあります。これは,小学校中学校の特別教科として,新しい教育課程の中で,道徳が正式に授業としてカリキュラムに入ってまいります。平成30年度から小学校で,平成31年度から中学校で実施されます。今まで,道徳の教科書というのは単独ではありませんでしたが,特別教科としての道徳の教科書が整備されて正式に教科として入ってくるということです。新しい教科になりますので,モデル校を指定をしたいと考えており,小学校では一ツ橋小学校,中学校では一宮中学校をモデル校に指定し,そこで取り組んだものを全校に広げていきたいということで補正をしたいと考えております。

 高知中央産業団地につきましては資料の7ページと9ページに掲載されています。県議会でもお諮りするということになっておりますが,一宮の逢坂(おうさか)峠(とうげ)と言いますが,ずっと一宮を上がって(東進して),南国のほうへ抜けていく道(の付近)なのですが,ここを一宮の高知中央産業団地ということで整備をしてまいりまして,完成をいたしました。

 現在,この《資料7ページ右側の図を示しながら》分譲地A,B,Cということで,約5万平方メートルの団地を,分譲のための議決をいただきたいと考えております。現況ではABCという3つの区分に分けており,公募をして選考をした結果として,もう少し分かれる可能性もありますが,今は3区画に分けております。金額(処分価額)といたしまして,県市全体で12億5,600万円以上という設定をしております。単価(平均分譲単価)ですが,県市で協議をしたうえで,1平方メートルあたり2万5千円でいこうということにしております。これが予算外議案で,土地の処分議案という形になります(資料9ページ5)。関連して,団地の特別会計の歳入として,今年度の収入ということで見込みとして組んでいるところです。その関連が7ページ(資料7ページ右側)になります。恐らく,今年度中に全部売れるかどうかは分かりませんが,あまり期間を置かずに売れると思いますので,現在,県市合同で,こちら側(今回分譲を開始する土地の東側)の調査に入っているところです。こちらの整備も,また議会と相談しながら進めていくことを考えております。

 10ページの6(高知市デジタル固定系防災行政無線整備工事請負契約締結議案)についてですが,南海トラフ地震も近づきつつありますので,デジタル固定系の防災無線,サイレン吹鳴(すいめい)が自動でできる設備について,契約(締結)議案をお諮りする予定です。南海トラフ地震の準備ということで,デジタル固定系の防災無線について順次整備を進めてまいりました。基本的には浦戸湾の沿岸部から実施する方針で,平成28年度に浦戸湾の周辺の整備が完了しております。29年度に,春野側の仁淀川の流域と,(春野町)仁ノ(にの)地区の周辺で整備を行いました。今般,春野地域内に残っている集落のエリアを進めるということで,業者が決まりましたので,契約議案をお諮りするということです。浦戸湾の周辺,浦戸湾と仁淀川に挟まれた地域という言い方が良いかも知れませんが,一旦このエリアを着実に完了させて,また他のエリアで緊急性が高いところに入っていきたいと思っています。あとは五台山周辺が残りますので,ここを平成31年度以降に入っていく予定です。着実に事業は進んでおりますので,だいぶカバーができるということを我々も期待をしております。私からの説明は以上ですので,残りを財務部長から説明申し上げます。

(財務部長)

 それでは私から,市長が説明したもの以外につきましてご説明をさせていただきます。資料5ページをお願いいたします。

 資料5ページ左上ですが,認知症高齢者グループホーム等防災改修等事業費補助金につきましては,認知症高齢者グループホーム等の安全性確保のため,耐震改修等の経費に対しまして,1,000万円余りを補助するものです。(資料5ページの)右ですが,農業水利施設保全合理化事業費につきましては,農地における排水機場及び取水堰の延命化を図るための機能診断を実施するとともに,機能保全計画を策定するもので,補正額は2,500万円となっております。

 資料6ページに移りまして,左側の市有地保全事業費ですが,こちらは中秦泉寺の市有地の法面(のりめん) におきまして,土砂の崩落が生じましたことから,復旧及び崩落防止対策工事を400万円で行うものです。右上ですが,平成21年度障害者就労訓練設備等整備事業費国庫補助金返還金につきましては,事業者の事業停止に伴い,国に対して交付金の一部を返還するもので,補正額は364万6千円となっております。

 7ページ左の清掃工場中央監視制御装置更新工事につきましては,清掃工場の長寿命化を図るための中央監視制御装置の更新工事について,平成30年度から31年度までの期間で,限度額5億3,200万円の債務負担行為を設定するものです。

 8ページからが予算外議案ということになります。まず条例議案ですが,1の高知市税条例及び高知市税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例議案ですが,こちらは,個人住民税の非課税の範囲の拡大や,固定資産税の特例措置の改廃,たばこ税における加熱式たばこの区分の創設等を行うものです。2の高知市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正は,放課後児童支援員の資格要件の拡大や,基礎資格の取り扱いの明確化を行うものであります。3の高知市介護保険条例の一部改正につきましては,法施行令の一部改正による条項のずれに対応するものであります。4および5につきましては,墓地及び納骨堂の土地の一部売り払いや,合筆等によって所在地番が変更になったため,条例で定める位置を改めるものであります。6につきましては,鏡公民館畑川分館を廃止するものです。

 資料9ページをご覧ください。ここからその他議案ですが,まず1(平成30年度高知市)一般会計補正予算についての市長専決処分の承認議案につきましては,救護施設整備事業費補助金,これは(高知市)誠和園の分ですが,こちらの債務負担行為は29年度に設定をしていたのですが,29年度内にこの補助金の交付決定が出来ず,効力が失われたことから,今回,30年度から31年度までの期間で4億7,390万円の債務負担行為を市長専決処分により再設定をしたものです。2高知市国民宿舎運営事業特別会計補正予算についての市長専決処分の承認議案につきましては,(平成29年4月から平成30年4月21日の新装再開まで休館していた)坂本龍馬記念館の整備期間中の売り上げ減等に伴いまして,29年度の指定管理者からの納付金を減額したことで,繰上充用金予算に不足が生じたことから,142万4,000円を増額補正することについて,専決処分を行ったものです。3の高知市産業立地推進事業特別会計補正予算についての市長専決処分の承認議案は,仁井田産業団地の開発中止に伴い,29年度決算に赤字が生じたことから,30年度からの繰上充用金172万1,000円を補正することについて専決処分を行ったものです。4の市税条例の一部改正についての専決処分ですが,こちらは住宅用地等に係る固定資産税の負担調整措置を延長することについて,市長専決処分を行ったものです。

 10ページ7の仁ノ排水機場築造工事(その2)請負契約の一部変更議案につきましては,今回,議決を要する1億5,000万円を超える変更となったため,議決を求めるものです。8および9は,それぞれ水難救助支援車,非常備消防ポンプ自動車の購入契約を締結しようとするものです。10は市営住宅使用料等滞納者に対する民事調停の申し立てです。

 10ページの下(3)からは報告になります。1は29年度の高知市一般会計継続費繰越計算書の報告など6件の繰越計算書の報告を行うものです。

 11ページ2ですが,新図書館等複合施設整備業務委託契約の一部変更についての市長専決処分の報告,3は(仮称)高知市中央消防署の新築,(仮称)長浜給食センターと(仮称)針木給食センターの電気設備工事につきまして,一部変更についての市長専決処分の報告です。4は市営住宅使用料等滞納者に対する民事調停の申し立て,5は交通事故等による損害賠償額決定についての市長専決処分の報告を行うものです。私からは以上になります。

(市長)

 6月の関連議案は以上でございます。

質疑応答

(記者)

 れんけいこうち広域都市圏の取り組みが本年度からスタートしたということで,県内全市町村との新たな自治体連携にどのように取り組んでいくのか。また,県内自治体との関係で,高知市の役割をどのようにお考えかお聞かせください。

(市長)

 ご承知のとおり,高知県内は,室戸から土佐清水まで,相当圏域が広いということもあり,平成の合併はあったものの,34市町村もあり,全国で最も人口が少ない大川村から高知市のように30万人を超えるところまで,高知県全体の34市町村がさまざまな政策で綿密に連携をとりながら,というのは全国的にも例がないものです。そういう意味で,我々はひとつのリーディングケースを担っていると考えています。これから全国的に急激に人口が減りますので,そういう中で地域を守る取り組みをモデル的に行っているという認識を持って,職員が積極的に他の市町村との意見交換を行っています。(本県の人口は)1年間でだいたい7,000人が減っており,2年間で約14,000人の人口が減っておりますので,かなり急激に落ちていますので,我々も深刻に考えております。

  (れんけいこうち広域都市圏の関連事業は)全体で20の事業がありますが,二段階移住につきましては,すでに14件の相談があり,このうち2件については,4月末までに補助金の交付決定を行いまして,過日報道もされておりましたが,すでに移住をされている方もおられます。

 この4月からは,産業,企画などの県内市町村の担当者に,県内6ブロック別で集まっていただいて,高知市と他の33市町村の担当者会を行っており,平成30年度からスタートする事業などを中心に意見をいただいているところです。県も協定に加わっていますし,各6ブロックに県の地域本部がありますので,今後密接に意見交換をしながら,PDCA(計画→実行→評価→改善,の4段階を繰り返し行うことで円滑に事業を実施する手法)と,できるだけKPI(主要業績評価指標)を検証しながら適切に執行していきたいと考えております。

 全国からも注目されており,中核市市長会の中国四国ブロック代表ということで,(岡崎市長が)中核市市長会の副会長に推薦されましたので,副会長として一つプロジェクトを持つことになっており,地域における人材の還流,特に若い方々の都市部からの人材還流プロジェクトのプロジェクト長を中核市の中で引き受けましたので,二段階移住を含め,それぞれの中核市における若い方々の県外からの人材確保を進めていきたいと考えております。

(記者)

 伝統あるよさこいのチームが2つ,資金と人手の不足で今年の出場を取りやめて,さらに受賞チームも同じ理由でクラウドファンディングをしているところがあります。こうした現状を,市長としてどう思われるか,お答えをお願いします。

(市長)

 今年のよさこいは,65回目の本祭になります。また,全国大会もペギー(葉山)さんにずっとお世話になりまして,20回の記念の大会となり,非常に重要な年となるのですが,報道されておりますとおり,菜園場の「菜園場“菜(な)の笑(しょう)”さ組」と,県外でもかなり名前の通った愛宕町の「あたごまち愛組氣炎(あぐみきえん)一座」,菜園場は62回出場,愛宕については54回出場なので,本当に名門チームです。こういう商店街チームが,資金の関連とか裏方がいないということで今年出場しないということが報道されております。ずっと一緒にやってきましたので,本当に我々も寂しく思うところであります。

 特に裏方の支え手が少なくなって非常に苦労されているということは我々も非常に感じておりまして,一つの対策として,各競演場への補助金の増額等は行いましたが,お金で済む問題ではなく,担い手をいかに確保するかということが問題となっております。

 愛宕や菜園場も,チームを編成するのは大変ですが,競演場を運営するスタッフもいないということで,競演場の運営もどこも大変ですので,今年度は,これまで50年以上にわたって“あ うんの呼吸”で基本的にやって来られた競演場の運営について,いろいろな大学の学生がボランティアで運営に入り始めたこともあり,マニュアルがないと,初めて来られたような方々が何をしていいか分らない状態になりますので,菜園場をモデルケースとして,菜園場の方々にご協力をいただきながら,特に大学生などが来た時に,誰が何をするというマニュアルの作成に向けた取り組みを始めております。

 非常に寂しいですが,(よさこい祭りの維持は)大きな課題ですし,他の競演場でも,今の状態でいつまでできるかということが分からない状態ですので,我々も積極的に支援をすることを考えております。

(記者)

 マニュアルというのは,裏方対応のマニュアルということですか。

(市長)

 そうです。競演場がないとよさこい自体が成り立ちませんが,競演場のマニュアルがありませんので,ひとつそのようなものを作ってみよう,ということです。

 これは,競演場連合会からもご意見をいただいた内容でもありますので,今対応をしています。これだけではいけませんが,またいろいろなご意見をいただきながら,よさこいを守っていきたいと思います。今,65年まで来ましたので,我々はよさこいの100周年を目指しています。

(記者)

 昨日(5月21日)開かれた市議会の特別委員会(行財政改革・新庁舎整備調査特別委員会)で,高知市新庁舎(高知市新庁舎建設事業)の工期が,地盤に柔らかいところが見つかったので,ちょっと工期が遅れるという説明があったということを聞いています。いつ(軟弱な)地盤が見つかって,これからどうやって対応していくかというのを,詳しく,経緯等を教えていただけますか。

(総務部長)

 (杭工事や地下の掘削工事において)重機を入れて地盤を固める際に,重機を入れるところの地盤が一部弱いということが,だいたい昨年度の秋頃に発覚し,合わせて台風の影響もあり,その部分の改良に約2か月工期を延長するということで,今回,委員会に報告をしたものです。

(市長)

 現場から聞いている状況ですが,地盤を締めるために,約16,000本の支柱となる杭を打ちましたが,地中の杭というのは空気に触れると木は腐ってしまいます。(その後行った杭工事の段階で)表層の地盤のところに,全部ではないですが,ちょっと柔らかいところが確認されたと聞いてます。

(記者)

 (新図書館西敷地利活用事業に関して)優先交渉権者と精力的に話をしているというお話だったのですが,どのくらい会って,どのくらい話をされているのか,言える範囲でお願いします。

(商工観光部長)

 優先交渉権者との協議につきましては,文書等での質問のやりとりが6回程ございました。そして,直接会ってヒアリング形式で2回実施しております。基本協定締結に向けて,今現在進めているところでございます。

(記者)

 前回の(市長)定例会見の質問の中で,非公開の理由を,知的財産を守るためとお伺いしたのですが,企業2社,優先交渉権者に確認したところ,5月10日まで市の担当者に会っていないと。知的財産を守ってほしいというのは一言も言っていないと。非公開・公開どちらでもよいと(言っていました)。企業にそういう意思の確認を取らず,なぜその非公開の理由として,知的財産を守るということを仰られたのか,教えてください。

(市長)

 プロポーザルの選定の段階から議論はいろいろありましたが,我々は,2,500平米という高知市内で残された数少ない土地を,広く様々な企業のノウハウの提案を受けたいということで,非公開で提案を受けたほうが様々な企業のノウハウがいただけるであろうという判断の元に,非公開にいたしました。国土交通省などもいろいろなプロポーザルを行いますが,当然,プロポーザルの段階では基本的には非公開で対応されております。それ(高知市が非公開でプロポーザルを実施したこと)自体は間違っていなかったと思いますけれども,途中で辞退した企業もあり,最終的に2社しか結果的には残らなかったのですが,元々は広く様々な提案を受けたいということで非公開にいたしました。公開にすると,いろいろな傍聴の方々もおられますし,同業者の方々もおられますので,限定された情報に絞り込まれて出てくるのではないかと考えて非公開にいたしました。そのこと自体は間違いではなかったと思いますが,辞退(する企業が出た)というところまでは想定をしておりませんでしたので,そこはちょっと我々の想定がずれたというところもあります。

(記者)

 知的財産を守るというところで,先方の企業に,その意向を確認しなかったのはどういう理由でしょうか。

(市長)

 優先交渉権者となった企業がそのように発言されたということは報道で知っておりますけども,提案された方々の全てがそういう考えではないと思います。知的財産の中にはいろいろなものが考えられますが,運営施設の内容,例えば広場機能を条件として(新図書館西敷地利活用検討委員会報告書におけるA評価機能の4項目に)入れていますが,子どもさんが遊べる機能などをどういう形で提案するかというのは,企業さんの戦略的なものになりますので,例えばそういうものが想定されます。

 それとあと,よく言われるファイナンスです。企業様が事業をやる時に,事業のプランによって規模は当然違いますけれども,その資金計画と収支,こういうものは通常オープンにならないので,基本的には知的財産の中の一部に入ると認識しています。企業様も,ファイナンス部分については全部オープンということは言われていないように聞いていますので,そういう部分は知的財産として残ると考えています。資金計画は企業の根幹を成す部分ですから。

(記者)

 5月10日に市の担当者に初めてお会いされたそうなんですが,どうしてこんなに遅くなったんでしょうか。

(商工観光部長)

 当初,プロポーザル選定委員会報告の中で,事業内容を一定評価しつつも具体性に欠けるものなど,課題があったところがございます。その中で,事業提案のところについては,きちんと事業者と協議をしたうえ,事業始動に向けて進めて参りたいという話ですので,事業提案内容の再度の細かい詰めを,文書でのやりとりを当初しておりました。それは約6回と記憶しております。その後,公認会計士の意見も踏まえた質問をする時に,文書だけでは双方が伝わらない部分もありますので,ヒアリング形式で2回,やりとりを実施しております。

(記者)

 文書でのやりとりにちょっと時間がかかったということなんですかね。5月10日にヒアリング,第1回のヒアリングですか。

(商工観光部長)

 そうです。

(記者)

 当初のプロポーザルでは,知的財産を守るということで幅広く応募を,という理由は分かったんですが,具体的に優先交渉権者が決まり,そこからはまた,別の環境になりますよね。もうプロポーザルでいろいろな意見を集める必要が無い,そこからは詰めの協議に入っていく。ここの段階で公開・非公開を改めて考えることはなかったんでしょうか。

(市長)

 業者さんにも確認していますけれど,マスコミで既に報道された内容が,ほぼ概要です。ただ,もっと詳細でいうと,資金計画とか詳細なものがありますので,そういうものはまだ出さずに置いといてくれという話ですので,公開されると困るというのが(優先交渉権者側の)言い分ですから,ファイナンスなんかは出していないのです。

(記者)

 事業内容に関しては。

(市長)

 事業内容については,ほぼ報道されてる内容が事実です。

(記者)

 その優先交渉権者が決まった段階で,事業内容に関して,公開・非公開を改めて協議するという考えにはならなかったんですか。

(市長)

 あくまでも最終決定権者ではなくて,優先交渉権者ですので,最終結論を出せば,一定は出しますけれども,まだ交渉中なので,今の段階ではまだ出すということは,我々は考えていません。まだ交渉過程ですから。

(記者)

 すみません,最後の質問で。この期に及んで申し訳ない。優先交渉権者って,何ですか。

(商工観光部長)

 事業実施に対して,プロポーザルで選定した最優秀提案者を,優先的に交渉する事業者として選定したもので,今回は次点の方はおいでませんが,次点の候補者もあれば選定をしております。ということで,最優秀,一番上の,優先的に交渉する相手方です。

(市長)

 交渉する資格を得た,ということだけです。最終の事業決定者では今の段階ではまだないです。

(記者)

 西敷地についてです。市長からいろいろ説明いただきましたけれども,これ(配布書類)に出ていないところをお聞きしますが,高知大学との関係なのですが,結構学長さんとお話をされていると思います。西敷地への進出について,依頼するというか来てくれと。それで,29年度は井上さん(井上哲郎元副市長)が(高知大学の)経営協議会の委員を務められております。それも元副市長としてそこに行かれてるわけで,まさに,この高知大学の事業と一体化してるというふうに外見的には見えるというか,官製談合とは僕は言いませんけれども,受ける側にも元副市長が執行部にいるというのはちょっとおかしくないでしょうか。

(市長)

 おかしくはないですね。西敷地ということだけではなく,私が市長になった平成15年11月から,当時,高知大学といろいろなことで意見交換し始めたのは相良(さがら)学長の時でして,相良学長,それから脇口学長,それから今回の桜井学長と3代の学長と,ずっと一貫して,総合計画の策定も含めて大学との連携等を強めております。高知大学のそれぞれの専門家,特に我々が重要にしたい環境,農業など,非常に専門的な先生方が多いため,総合計画にあわせて政策協定も結んでいますので,そういう意味でいろいろな協議をしてまいりました。相良学長の時から,西敷地という場所特定ではなくて,都心キャンパス(構想)というものが,高知大学の生き残りをかけて,ずっと一貫して,その要請・要望はあります。というのも,特に相良学長の時に,国の財政再建が非常に厳しい時に,経済財政諮問会議で,大学の統合がかなり本格的に議論されています。現に四国では,経済財政諮問会議などで結構乱暴な意見が出ていて,四国で大学は1か所でいいとか,愛媛と高知の大学は統合したほうがいいとかといった意見が出ているので,高知大学としても生き残りをかけていた,ということはずっと今でも一貫しています。

 高知大学というかそれぞれの地方大学が,地域にどれだけ貢献しているかという(文部科学省による)評価の指数が入り,その評価の指数によって,補助金(国立大学法人運営費交付金)の額が違っています。そういう意味で,高知大学としては都心キャンパスという1つの構想は,相良さんの時からずっと一貫してあります。

 平成27年に,日付は明確には覚えていませんが,脇口学長がここに来た時期には,教育機関5団体と県の6団体に,どういうニーズがあるかというアンケート調査を行っています。その中で,高知大学の脇口学長からは,この紙(アンケート調査用紙)だけでは分からないので,直接聞きたいという話があり,そこで話をしたということはあります。

(記者)

 結局その回答は,その正規のアンケートに答えたら,他の大学に見られたら影響する,反対論が起こるから伏せておいてくれ,非公開にしてくれということで,別口でやり取りをされてますよね。西敷地にいくという前提にした話を。

(市長)

 別口というか,回答書はもらっていますよ。

(記者)

 紙には書いていないけれど,そのやり取りの議事録が情報公開で出ていますけども。

(市長)

 それは公開・非公開の判断基準にあるので。

(記者)

 いや,脇口さんが,我々が西敷地に関心を持ってるということは言わないでいてくれという,非公開の議事録を,市長とやり取りされているわけで,その時に中身を説明していますけどね。それで,井上元副市長はどうして入っていたのですか。

(市長)

 井上元副市長は,理事として,例えば高知市と高知大学とは総合計画の全体の調査含めて,連携協定をかなり前に結んでいますので,高知市は,例えば環境とかいろいろな関係の調査を頼んでいますし,高知大学からはいろいろな提言を受けるということの協定ですので,井上元副市長は,その前にもまた別の形で高知大学に呼ばれて意見を出していると思われますので,理事で入ったという経過だと思います。ただ,詳細はちょっと分からない部分があります。

(記者)

 最後にしますけど,では,選考した時にも,井上元副市長は,高知大学の執行側にいたということは事実としてあるわけですよね。

(市長)

 向こうの理事会の中身というのは我々は承知していないですし,そういうことは聞いていませんので,井上さんは理事としてはあまり絡んではないと思います。ただ,(高知大学の)経営協議会の議事録などは我々は持っていないので,そこは分かりません。

(記者)

 職員採用の関係で伺いたいのですが,これまでの社会人の採用実績を教えていただきたいのと,高知県のほうでも実質,定年,年齢制限の撤廃というのを行っていると思うのですけれど,あえて移住希望者に絞った狙いを教えていただけますでしょうか。

(総務部長)

 前段で実績について言いますと,事務職の採用につきましては,いわゆる社会人枠として,平成19年度から26年度まで(25年度は実施してない),7回実施しております。採用人数につきましては,21人採用しております。今回,社会人枠ということで県外に限定としたのは,そもそも社会人枠自体が,いわゆる管理・監督者としての係長候補,またそうした民間等で経験した,培ってきたものに対して,私どもも即戦力として採用するということが目的でありますが,今回は,高知市として移住定住ということをスローガンとして掲げておりますので,高知へ帰ってきたい方,また高知へ住みたい方の就職先として,移住定住の一助となればということでの採用を考えております。

(記者)

 後半の質問(移住希望者に絞った採用枠の狙い)について,市長にもお願いします。

(市長)

 高知県への移住は今,29年度実績で816組あります。高知市は193組が29年度実績です。単に移住だけではなく,高知に来たいという方は結構潜在的におられます。ただ,問題は仕事で,仕事があれば来たいという方がかなりいますので,そういう意味で,移住と人材マッチングの法人を県が主体で立ち上げました(平成29年7月28日に設立された一般社団法人高知県移住促進・人材確保センター)。今後,知事は(高知県全体の年間移住者)1,000組を目指すといつも言っていますので,それに有効に機能すると思いますし,この法人には私も役員で入っていますので,こういうところで繋げていきたいと思います。全体的な流れでは今人材不足になっていて,有効求人倍率は,県全体で1.2ですが,実は高知市は1.6(原数値)です。そうするといろいろな部門で人手不足が生じていますので,やはり移住したいという方と職のマッチングというのは非常に重要になっておりまして,そういう一環で,いわゆる公務員枠というものを設けたということです。何故,県外(在住者)に限定したかということなんですが,県内の社会人を対象としますと,それぞれの民間企業の中間管理職の方々を引き抜いてしまうということになるので,それはやめておこうということで,県外に限定をしたという経過があります。

(記者)

 27年度以降,社会人採用がなかったのは何か理由があるのですか。

(総務部長)

 先ほど市長が申しましたように,やはり民間で育成された方との兼合いといいますか,(民間企業の中間管理職の方々の引き抜きへの)批判もありましたので,そこも考慮して実施したいということも,経過としてございます。

(記者)

 防災士の育成に関してなのですが,最終的には防災士の育成を目指すと思うのですが,昨年度までの事業との変化という部分でいうと,どういう点になるのでしょうか。

(市長)

 防災人づくり塾は,本当に全国的に有名な先生方を講師として招いておりますので,この講座自体も8回(年間の受講回数)ですが,結構レベルの高い講座になっています。これまでの講座で出ていただいた先生方は,よくテレビでも出ている著名な方々ですので,高知市(会場)だけで受講するのはもったいないということもあって,サテライト方式で(高知市以外の6会場にも)配信しようということになっています。本当はサテライト会場で受講された方にも防災士のステップ(防災士育成強化事業)へ進めるように,ということを(NPO法人)日本防災士機構とも協議をしたのですが,そこはまだ認められておりません。将来的にはそこへ繋げるようにしたいと思っているのですが,まだ日本防災士機構のご了解が得られていないので,このことはまだ課題として残っているということです。

(記者)

 あくまでも,映像として(防災人づくり塾を)受講出来る機会が増えたということですね。

(市長)

 Web会議システムを活用しますので,(講座の様子を視聴するだけではなく,サテライト会場からの)質問もリアルタイムで出来ます。

(記者)

 これまでは高知市に来るしか(受講の方法が)なかったということですね。

(市長)

 そういう意味です。幡多や安芸の方も受講できます。

(記者)

 西敷地に関してですが,和建設さんとチカミグループさんから文書が2通来ていたかと思います。1つは協議をしてほしいということで,それはもうしているからいいと思うのですが,2通目の,弁護士が作った文書で,この事業に自分達が参加したことで社会的な評価が毀損(きそん)されたのだというようなものがありました。その毀損されたという意味は2つあって,1つは誹謗中傷されているということ。もう1つは,金目の話で高知市からいろいろ問題があるといわれたこと,その2点をあげておられたと思うのですが,結局,高知市に対して,手続きが適正であったということを,市民や市議会にきっちり説明してほしいという申し入れの趣旨であったかと思います。その点について,高知市が今後どう対応されるのか。今日の会見がそういう趣旨なのかも知れないのですが。

(市長)

 追手前小学校(と新堀小学校)の統合の時から様々なご意見がありましたし,非常に賛否両論,拮抗(きっこう)していた問題でもありますが,あの時から,中心市街地の活性化に寄与するというのと,人数も校区内の子どもと校区外の子どもの人数が拮抗した状況になったので,やはり統合すべきであるということで一貫したんですが,目的は何なのかというと,中心市街地の活性化と土地の高度利用です。ずっと一貫して,そのことはその段階から申し上げております。それで,官製談合とかですね,そういう類の話では全くないので,元々あの公有地(新図書館西敷地)というのはやはり社会資本としては市民の財産なので,1つの言い分としては,市民の財産だから,広場にしたほうがいいという意見も当然ありますけれども,基本的に公共の土地というより市民の財産なので,我々としては,土地の高度利用をしたいということで一貫して申し上げております。だから,官製談合とかいう話とは全く関係ない話なので,そういうものではないということは,今日の記者会見も,そのことを踏まえて発言しているところです。ただ,経過が長く,分かりにくいので,(配布資料の)1枚の表にしたところです。

(記者)

 官製談合ということでおっしゃっておられますが,結果ありきの出来レースであるという言われ方もされていると思いますが,そこも含めて,ということですね。

(市長)

 そういうこと(出来レースであるといわれていること)では全くないです。プロポーザルのために手続きを踏んでおりますし,3,000人を対象に市民にアンケートも取っていまして,そこで(プロポーザルの応募に係る必須要件を)絞り込んでおりますので,そういうことは全く無いということです。

(記者)

 (商工観光)部長が,経済文教委員会のほうで,あくまでも一般論というか,手続きのことかもしれませんが,優先交渉権の解除というのもあり得るという話も出たかと思いますので,改めてお聞きしますが,西敷地については今,和建設さんとチカミグループさんが優先交渉権者となってですね,中身についての協議をまさに重ねておられるところだと思います。もしも中身が,高知市の満足のいくものではなかった場合に,事業化をしないという可能性もあるのでしょうか。また,その判断はいつされるのでしょうか。

(市長)

 優先交渉権者の解除というのは,正式に言うとそういう名称は付かないと思います。優先交渉権者解除というのは,何か問題があってその業者とは出来ないので,次(別の業者)とやるというように受け取られるので。結果的に言うと,交渉がまとまらなかった場合には,事業の協定(締結)まではいきません。それと,議会の議決がいることになっていますので,議案の提案はしないということになりますので,解除という性質のものではなく,協定がまとまらない,ということになる話ですね。ただ,そこがどうなるかは今交渉中なので,今の段階で言える結論ではないです。

(記者)

 では,あり得るということなんですね。交渉がまとまらなければ,今提案が出ているものは事業化されない,ということになるわけですよね。

(市長)

 我々は,感想で言うと,コンセプトは悪くないと思っています。コンセプトの提案としては良い提案だと思ってます。ただ,事業なので,期間を含めて詰めていますが,仮に50年で貸すとすれば,やはり1つのビジネスプランなので,そこの中身を今,詳細に詰めているところです。提案の中身のコンセプトとしては,悪くないという認識を持っています。

(記者)

 なるほど。普通であれば交渉を整えて契約にいくということですね。繰り返しになりますけれど,契約をしないということもあり得るということなんですね。

(市長)

 まだ交渉中で,そこは結論になりますので,今明確に言える段階ではないですが,資金計画を含めて,お互いに協議の段階で詰めているところですので,最終的にまとまらないということは可能性としては無いわけではないですけど,出来るだけ事業の実施を目標にということをお互いに考えながら,今,協議していますので,最初から無しという話ではないですよね。

(記者)

 それでは,感触とすれば,やるべしということになるんでしょうか。

(市長)

 ただ,やはりファイナンスを含めて確認をしなければいけない事項はあるので,先ほど商工観光部長もちょっと答えていましたが,プロポーザルの最終報告の中でも,課題が残っている部分があるので,その部分について事業者と詰めてください,という提案をもらっているので,そこをやっているところです。

(記者)

 やる,やらないのご判断は,市としていつ頃示される予定でしょうか。

(市長)

 そうですね,できるだけ最終(の課題)を詰めながら,妥当性検討委員会というのが別にあるので,その意見,それと公認会計士の意見を踏まえて,最終的に判断したいと思っておりますので,今の段階でいつまでという話の特定はまだ交渉中なのでできませんけれど,出来るだけ早くとは考えています。

(記者)

 6月議会でやるということはあるんでしょうか。

(市長)

 今の段階ではまだ交渉中なので。まだちょっと言えないです。まだ引き続き精力的に交渉するということです。

(記者)

 ロジテック(日本ロジテック協同組合)のことですが,先ほどご説明がありましたが,遅延損害金を除けたとしても,1億2,000万円くらいが未回収になるかと思います。これ以上取れないということですよね,相手が破産してるわけですから。これについて,コメントがあればお願いします。

(市長)

 こういうことを想定をしていなかったということが我々の反省点でもありますし,総額で言うと未収金が2億2,000万くらい発生したということで,情報を掴んだ段階で出来るだけ早く手は打ったのですが,結果的に,元金で言うと7割くらいが回収できなかったということで,反省をしている点もあります。今回の事件を受けまして,契約の中身と(契約)保証金を引き上げまして,保証金を30%積んでいただくようにしました。当初想定されていませんでしたので,職員の過失を問う性格のものではないのですけれども,やはり,より確実に債権が回収できる仕組みというものが,少し不十分な点があったということで反省をしておりますので,そういう点を改善をしたところです。我々も,これを真摯に反省をして,こういうことがないように,ということで対応していかなければいけないと思います。

(記者)

 先ほどの社会人採用の件なのですが,改めて,県外から社会人採用を予定して採用するということで,市長としての期待や狙い,そういったものを教えていただきたいと思います。

(市長)

 これまでの民間採用の方々を含めまして,非常に活躍されています。もちろん民間採用ではなくて一般採用の方々の職員も非常に頑張って活躍されていますので,日々のいろいろな活躍にも感謝をしております。特に今,かなり採用しにくくなっているのは技術系です。技術系の土木,建築等が非常に人手不足でなかなか採用が出来なくなっています。今回の場合,特に事務ですので,様々なスキルとか専門的な方,もしくはいろいろなアイデアを持った方々の採用を我々は期待をしておりますし,地域活性化の時によく言われますけれど,「よそ者」という言葉が1つのキーワードになりますね。良い事例の「よそ者」なのですが,そういうことも期待をします。

(記者)

 移住者としての,そういう役割ということですね。

(市長)

 そうです。

(記者)

 ちょっと昔の話で申し訳ないのですが,優先交渉権者に選んだ後に,(経済文教)委員会で,(商工観光)部長から,収支計画や資金計画は不安要素だ,という説明がありました。その意図を,教えてもらえますか。

(商工観光部長)

 細かい協議の内容のところですので,お答えすることはできません。

(記者)

 答えられない段階が多い中で,その説明が不安を大きくしたのではないかという指摘があるのですが,そこはどう思われますか。

(商工観光部長)

 そうですね。そういうことがあったということは,反省をしなければいけないと思っております。

(記者)

 これまで非公開を貫いていた中で,どうしてこういう説明をされたんでしょうか。

(商工観光部長)

 委員会の質問の中で,個人的にどこが,ということですので,題名的なところ,具体的な内容ではないところでお答えをさせてもらったというところです。

(記者)

 すみません,よく意味が分からないのですが。

(商工観光部長)

 細かい具体の内容ではお答えはしませんでしたが,提案内容の中で,具体性に欠けること,要するに課題などがあるということで,プロポーザル選定委員会から言っていただいておりますので,その具体的なところを外した中で,その資金計画のところを言い換えてお話をさせてもらったということです。

(記者)

 収支計画や事業内容の具体性を,先方と何故詰めなかったんですかね。この不安要素を解消する前に,何故このような発言をされたのでしょうか。

(商工観光部長)

 商工振興課を窓口に文書での協議を進めておりました。その中で,その内容については質問で伝えております。その中で回答を待っていたということです。

(市長)

 あくまでも項目です。項目の名称です。詳細の中身は,まだちょっとお答えできる範疇ではないので。

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。

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