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ノーマライゼーションの八つの原則(ニィリエ)

◇ ノーマライゼーションとは,一日の普通のリズム

朝ベッドから起きること
たとえ君に重い知的障害があり,身体障害者であっても,洋服を着ること
そして家を出,学校か,勤めに行く
ずっと家にいるだけではない
朝,君はこれからの一日を思い
夕方,君は自分のやり遂げたことをふりかえる
一日は終わりなく続く単調な24時間ではない
君はあたりまえの時間に食べ,普通の洋服を着る
幼児ではないなら,スプーンだけで食べたりはしない
ベッドではなく,ちゃんとテーブルについて食べる
職員の都合で,まだ日の暮れぬうちに夕食をしたりはしない

◇ ノーマライゼーションとは,一週間の普通のリズム

君は自分の住まいから仕事場に行き働く
そして,別の所に遊びに行く
週末には楽しい集いがある
そして月曜日にはまた学校や職場に行く

◇ ノーマライゼーションとは,一年の普通のリズム

決まりきった毎日に変化をつける長い休みもある
季節によってさまざまな食事,仕事,行事,スポーツ,余暇の活動が楽しめる
この季節の変化のなかでわたし達は豊かに育てられる

◇ ノーマライゼーションとは,あたりまえの成長の過程をたどること

子供の頃は夏のキャンプに行く
青年期にはおしゃれや,髪型,音楽,異性の友達に興味を持つ
大人になると,人生は仕事や責任でいっぱい
老年期はなつかしい思い出と,経験から生まれた知恵にあふれる

◇ ノーマライゼーションとは,自由と希望を持ち,周りの人もそれを認め,尊重してくれること

大人は,好きなところに住み,自分にあった仕事を自分で決める
家にいてただテレビを見ていないで,友達とボーリングに行く

◇ ノーマライゼーションとは,男性,女性どちらもいる世界に住むこと

 子供も大人も,異性との良い関係を育む
 十代になると,異性との交際に興味を持つ
 そして大人になると,恋に落ち,結婚しようと思う

◇ ノーマライゼーションとは,平均的経済水準を保証されること

 誰もが,基本的な公的財政援助を受けられ,そのための責任を果たす
 児童手当,老齢年金,最低賃金基準法のような保障を受け,経済的安定をはかる
 自分で自由に使えるお金があって,必要なものや好きなものが買える

◇ ノーマライゼーションとは,普通の地域の普通の家に住むこと

 知的障害だからといって,20人,50人,100人の他人と大きな施設に住むことはない
 それは社会から孤立してしまうことだから
 普通の場所で,普通の大きさの家に住めば,地域の人達の中にうまくとけ込める