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DIGの詳細について

DIG(災害図上訓練)について

  DIG(Disaster Imagination Game)とは,「地図を囲んで議論をし,自分達のリスクを認識する」ための手法です。ポイントは「人を知る」「まちを知る」「災害を知る」。皆さんの地域の状況をしっかり認識するためにも,自主防災組織や町内会等でこの「DIG」を実施してみてください。なお,このページの内容は,富士常葉大学の小村隆史先生に指導を受けて作成したものです。

DIGの様子

DIG必要物品

・地図
 概ね畳2枚分程度の広さの地図を用意する。議論の対象となる地域が入るようにしなくてはならない。
  ・小学校区単位:1/500から1/2500
  ・市町村単位:1/5000から1/10000
  ・都道府県単位:1/25000から1/50000
 住宅地図をつなぎ合わせたものでも良い。

・ビニールシート
 
地図の上にかぶせるビニールシートを課題内容により必要枚数用意する。
 (課題内容例は「DIGの課題例」参照)
 シートを止めるガムテープも用意する。

・油性マジック
 
8色又は12色のカラーマジックを,課題内容により用意する。
 間違った場合の修正用に修正ペンやベンジンも用意する。

・模造紙
 
結果をまとめる為の模造紙を1班1枚用意する。

・付せん(縦横5センチの大判なもの)

・各種シール
 色の付いたシールを課題内容により用意する。

・地域の災害情報
 
過去に起きた災害についての地図や,予測されている災害についての地図など。

DIG実施手順

DIGを進めるための手順例です。地域の状況により,内容は変更してください。

地域の地図を用意する
 1 自分の家に青いシールを貼る
 2 地区内の主要道路に茶色のペンで色づけ、水路に青色のペンで色づけ
 3 地区内の消防車が入れないような道に赤色のペンで色づけ
 4 地区内のオープンスペースを緑色のペンで囲む
 5 地区内の避難場所、緊急避難場所を黒色のペンで囲む
 6 何かあった時に使えそうなものがある場所にピンク色のシールを貼る
 7 地区内の老朽家屋、危険だと思う家に黄色のペンで色づけ
 8 地区内の3階建て以上で丈夫そうな建物に水色のペンで色づけ
 9 地区内の倒壊しそうなブロック塀に紫色のペンで色づけ
10 地区内の開口部、陸閘に黄色のシールを貼る

ビニールシートをかぶせる
11 何かあったときに避難するのに手助けが必要だと思う人のいる家に赤色のシールを貼る
12 何かあったときに気をつけてあげたほうが良いと思う人の家にオレンジ色のシールを貼る
13 何かあったときに頼りになりそうな「若い力」が住んでいる家に緑色のシールを貼る
14 地区内で緊急時の拠点となりそうな施設に黒色のペンで吹き出し付きで名前記入
15 津波による浸水が予想されている地域を青色のペンで囲み斜線を引く
16 液状化が予想される地域を紫色のペンで囲み斜線を引く

模造紙を用意する

17 まず,地区名と自分達の名前を1番上に書く。
18 模造紙「1.この町の特徴」と記入し、各自大判の付せん(貼ってもはがせるのり付きのメモ)1枚に
   この町について思ったことを記入し、模造紙に貼る。
19 次に「2.災害の様相」と記入し、同様に付せんに記入し、模造紙に貼る。
20 次に「3.被害を軽減するための工夫」と記入し、同様に付せんに記入し、模造紙に貼る。
21 次に「4.避難するときの注意」と記入し、同様に付せんに記入し、模造紙に貼る。
22 次に「5.この「まち」をどう考えていくか」と記入し、同様に付せんに記入し、模造紙に貼る。

完成した模造紙を使用し、意見交換

23 模造紙に記載された内容を見ながら,自由に意見を出し合いましょう。