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このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「Mayor's Column 内和外順」のコーナーを再掲したものです。
内和外順高知市広報「あかるいまち」より
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世界津波の日
高知市広報「あかるいまち」2016年12月号より
津波の歴史や、稲むらの火の濱口梧陵と坂本龍馬の意外な接点について考える岡崎市長
 昨年12月の国連総会の委員会において、「11月5日」が国連の共通記念日である「世界津波の日」に制定されました。
 11月5日は日本の「津波防災の日」でもあります。
 今般「世界津波の日」に制定された「11月5日」は、安政元(1854)年の「安政南海地震」が発生した旧暦の日となります。現在の和歌山県広川町のヤマサ醤油7代目当主の濱口梧陵(ごりょう)が、収穫前の大切な稲むらに火を付けて、人々を集め、大津波から多くの村人を救った有名な「稲むらの火」が、世界共通の記念日となったものです。
 「稲むらの火」の逸話は、小泉八雲(やくも)(パトリック・ラフカディオ・ハーン)によって明治30(1897)年に英訳で紹介され、世界中に配信され、多くの人々の共感を呼びました。
 「世界津波の日」の記念すべき初回の年に、県内の黒潮町で、11月25日・26日に世界各国の高校生、海外247人・国内110人が集結し、「高校生サミットin黒潮」が盛大に開催されました。
 世界約30カ国から参加した高校生たちは、命の大切さを堂々と英語でスピーチし、多くの人々に感動を与え、世界初の素晴らしいサミットとなりました。
 実は、稲むらの火の濱口梧陵と坂本龍馬には意外な接点があります。
 嘉永3(1850)年に梧陵は江戸で佐久間象山と勝海舟に会っており、このことが縁となり、文久3(1863)年に和歌山で、海舟と龍馬、梧陵が出逢う機会がありました。
 歴史の深みを感じます。
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