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このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「Mayor's Column 内和外順」のコーナーを再掲したものです。
内和外順高知市広報「あかるいまち」より
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登山家・三浦雄一郎
高知市広報「あかるいまち」2014年7月号より
三浦雄一郎・三浦敬三親子に感心する岡崎市長
 世界トップクラスの登山家・三浦雄一郎氏の講演を聞きました。昭和7年生まれの81歳、プロスキーヤーとしても世界的に有名です。

 父親・三浦敬三氏も山岳スキーヤーとして有名で、また、雄一郎氏の子どもたちも競技スキーヤーとして活躍しています。

 雄一郎氏は、幼少期病弱でしたが、スキーが大好きで北海道大学に入り、作家・渡辺淳一氏と同じ学舎にいたそうです。

 32歳の時にイタリアのスピードスキーに日本人として初めて参加し、3回転倒しながらも、時速72キロメートルの当時の世界記録を樹立し、世界の注目を浴びます。

 富士山からの直滑降を成功させた後、38歳の時にエベレスト8千メートルの頂から直滑降を成功させ、その記録映画はドキュメンタリー部門でアカデミー賞を受賞しています。

 その後、雄一郎氏は全てをやり終えたと錯覚し、不摂生な生活に戻ってしまった結果、不整脈が出て、血圧も200近くまで上がり、精彩を欠きます。

 この時「活」を入れるのが、高齢の父親・敬三氏です。

 敬三氏は、99歳の時にモンブランの氷河でスキー滑降を成功させ、雄一郎に見事な「活」を入れます。

 父から強烈な刺激を受けて、雄一郎は蘇(よみが)り、75歳でのエベレスト登頂に続き、骨折をものともせず不屈の闘志を燃やして、世界最高齢の80歳でエベレスト登頂に成功します。

 あきれるほどすごい親子です。
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