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内和外順高知市広報紙「あかるいまち」より


農業は地域の柱(2013年2月号)

農業・食料生産者の皆さんと、販路拡大を目指す岡崎市長 今年の干支(えと)は「巳(み)」、へび年です。巳年は「物事が動き始める年」といわれます。冬眠していた蛇が、春を迎えて、活動し始めるからだとも解説されます。

 安倍新政権のもとで、年明け早々から、産業振興に向けた大型補正予算の論議が始まりました。

 本県においては、喫緊の課題である南海地震対策や、農林水産業の活性化対策が注目されます。本県の強みのひとつに、ハウス園芸をはじめとする農業生産があり、高知市においても農業生産の出荷額は、県下でトップの127億円規模となっています。

 改めて、国内生産額に占める農業および食料関連産業の割合を見てみると、国内生産額の876兆円のうち、農業および食料関連産業の額は95兆円となっており、そのシェアは約11%です。

 日本の代表的な自動車産業の出荷額は47兆円で、農業・食料関連産業はその倍以上の規模を誇っています。

 それだけ農業・食料関連産業は、日本の屋台骨を支えています。日本の農産物の安全性は、海外でさらに評価が高まってきており、日本食も海外でブームとなっています。すでにシンガポールでは、高知県から輸出されたゆず果汁から作られたゆずジュースがどこのスーパーでも販売されています。

 高知のすばらしい特産品は、まだまだ多くの可能性を秘めています。生産者の方々と共同して、販路の拡大をめざします。

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