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内和外順高知市広報紙「あかるいまち」より


酒縁社会(2012年4月号)

社会や他人とのつながりを考える岡崎市長 吉田類(るい)さんは、知る人ぞ知る「酒場詩人」です。

 男性陣をはじめ、女性陣にも根強いファンが多くいます。

 吾川郡仁淀川町出身で、生粋(きっすい)の土佐っぽ、若いころに空手をはじめ格闘技をいろいろやっていたらしいので、骨太でがっちりした体格です。それでいて、心が優しく、笑うと少年のような笑顔になるなど、不思議な魅力があり、実に幅広いファンがいます。

 類さんは、酒場詩人とも呼ばれるように、エッセイストであり、イラストレーターでもありますが、実は俳句も素晴らしいセンスがあり、自身で俳句愛好会「舟(ふね)」を主宰しています。

 類さんの句会には当然、お酒がからみ、「缶ビール開けて視界が 旅となる」「マウンドの天高々と ハイボール」などなど、しゃれたセンスの一句が多いのも特徴です。

 その類さんが今、絆のネットワークを広げるために取り組んでいるのが、「無縁社会」ならぬ「酒縁社会」の活動であります。

 3月11日の東日本大震災の後、類さんたちが集まって、「われわれ酒飲みでもやれることをやろう」とネットワークの輪を広げています。

 土佐人の土佐人たるゆえん、わたしたちの周りには毎晩「酒縁社会」が、にぎやかに築き上げられています。

 人はどんな形でも、社会や他人とつながっていることで、自分自身を確認することができます。

 類さん、「酒縁社会」大賛成です。

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