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内和外順高知市広報紙「あかるいまち」より


免疫力(2011年7月号)

旬の花あじさいを家族と見ながら過ごす岡崎市長  「心身の不思議」と「命の強さ」をさまざまな分野で強く感じます。

 「人の命」はもちろんのこと、植物や生物に至るさまざまな分野で、命は不思議な力を秘めていると思います。

 人をはじめとする全ての生物には、それぞれが生まれながらに持っている病気などを治す力(治癒力)があります。最近では、「免疫力を上げる」という言い方も広く使われるようになってきました。

 例えば、子どもたちの風邪が分かりやすいのですが、子どもたちは風邪をひきますと、高熱を出します。高熱によって風邪のウイルスが死んでしまうからです。

 高熱でぐったりして動けなかった子どもが、熱が下がると、ケロッとして走りまわっているのがいい事例です。

 わたしは「医食同源」という言葉が好きで、季節に応じて旬の野菜をおいしく食べて、必要な栄養を取ることが大切だと感じます。

 また、美しい風景や花を見たり、家族と楽しくだんらんするときのように、リラックスしているときには、免疫を担う細胞に良い体内物質が出ているとも言われます。

 脳科学者の茂木健一郎さんは「あまり難しいことばかり考えずに、いつも楽しいことを考えてください」と言っています。

 なかなかそうはいかないかもしれませんが、人生を健やかに楽しむためには、そういった時間も大切にされてはいかがでしょうか。

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