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内和外順高知市広報紙「あかるいまち」より


命(いのち)の不思議(2011年2月号)

「気」の充実を願って、にこやかに食事をする岡崎市長 新たな命の誕生を見るたびに、生命の不思議を強く感じます。

 人はそれぞれ、いろいろな意味で支え合いながら生きています。「人」という文字自体が互いに支え合うという意味を表現したものともいわれています。

 人間の体も非常に神秘的で、生命誕生のドラマの中には、科学的に解明できない神秘的な部分が残っているようです。

 人間の体は、まさに宇宙のような構造で、昔見た映画『ミクロの決死圏』のワンシーンが鮮明に思い浮かびます。

 人は必ず何らかの病気にかかるものですが、感染症等にかかったときには、まず体内の免疫活動が活発になり、病原菌などによるさまざまな攻撃から自分の体を守ろうとします。

 そして、病気から回復し、元気になっていくという繰り返しで、すごいことだと感じます。

 体の免疫力を高めるためには、「気」が重要となるようです。このことは、気が病(やまい)になり「病気」、気が元になり「元気」と書くことにも表れていると思います。

 できるだけ前向きに、かつ、何か楽しみを持ちながら生活することが、体の免疫力を高めることにつながります。

 また、昔は「気」は「氣」とも表現されています。「元氣」の文字に表現されるように、一日の食事を大切にしながら、人々が健やかに過ごすことができますように願って止みません。

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