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内和外順高知市広報紙「あかるいまち」より


第三の居場所(2010年6月号)

桂浜で、のんびりと潮風を楽しむ、岡崎市長 世の中には、おもしろい考え方があって、英語で「サード・プレイス」(第三の居場所)という言葉があります。分かりやすく言うと、家庭など普段、生活している場所が「第一の居場所」、そして学校や職場などが「第ニの居場所」となります。

 では、「第三の居場所」はどこかと言えば、それぞれの人々にとって「居心地」が良い場所を「サード・プレイス」(第三の居場所)と言うそうです。

 さしずめ、男性方にすると、ひろめ市場や葉牡丹、なくなってしまいましたが、とんちゃんのような場所でしょうか。女性の方は、気兼ねなくおしゃべりができる、なじみの喫茶店のような場所かもしれません。

 この居心地の良い第三の居場所は、情報交換を行うコミュニティーの場所となることが多く、男性諸君はお酒を酌み交わしながら、女性の方々はコーヒーで談論風発し、情報をやり取りします。いい意味でサロン的な雰囲気を兼ねています。

 東京などの大都会に行くと、何となく、居心地の悪さを感じます。恐らく、人々にとって第三の居場所が見つけにくいからだと思います。

 高知には日曜市やひろめ市場、自然豊かな公園など、心安らげる居心地の良い場所が多くあります。厳しい時代の中ですが、それぞれの安らげる場所を見つけられるといいですね。

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